L4-9(10) Rockies (Season 75-54)
Cole 5.2IP 3ER 4H 3BB 4K
Petit(L3-4) 1.0IP 5ER 7H 2K
Espinosa 2/5 double RBI
Murphy 2/5 R
Rendon 2/5 R
Turner 2/6 SB(17)

1点を追う9回裏2死2塁。打席にはJayson Werth。カウント0-2と追い込まれ、あと1ストライクで負け、というところまできましたが、1球ファールにした後、外に逃げるスライダーを拾い上げた緩いライナーが前進してきたレフトの前に落ち、同点。

まさかの同点打で大いに盛り上がり、この勢いで勝っても良かったと思うのですが、結果的には延長11回表にこの回から登板したYusmeiro Petitが2本の2ラン本塁打を含む7安打で5失点し、勝負あり。何とも妙な感じの試合後だったようです。

先発したのは、2度目の先発機会を与えられたA.J. Cole。6回2死1塁の場面で球数が112球に上ったため降板となりましたが、この時点では3-3の同点。試合を作る先発の仕事としては合格点。次回もあるでしょう。次こそ、打線が援護して勝ち星(メジャー初白星)をつけてあげましょう。

W8-5 Rockies (Season 75-53)
Gio(W9-9) 6.0IP 2ER 4H 1BB 5K
Harper 2/4 double triple R 2RBI
Turner 2/5 2R SB(16)
Werth 2/5 double HR(18) 2R 2RBI
Murphy 1/3 HR(25) BB 2R 2RBI

Gio Gonzalezが6回2失点のピッチングで勝利投手となり、メジャー通算100勝目を飾りました(アスレティックスでの4シーズンで38勝、ナショナルズでの5シーズン目途中で62勝)。

長くフォローしていただいている方はご存知かと思いますが、2008年シーズンから始めた私のナショナルズ応援ブログが、現在のPHASE 2に移行したきっかけが、2011年12月のGio Gonzalezのトレード獲得でした。あれから、5シーズン目。Gio自身浮き沈みもありましたが、大きな穴を開けずにローテーションの柱の1本として貢献してきたことは事実。来季も球団オプションが行使されるでしょうし、ナショナルズの歴史にしっかりと名を刻む投手として歩んできました。後は、チームの優勝です。

さて、試合。1回裏にJayson Werthのソロで1点を先制したのに、2回表に同点にされ、3回裏に勝ち越したのに、またも直後の4回表に同点にされるというもどかしい展開でしたが、その後はナショナルズの一方的展開。

4回裏にJose Lobatonの併殺の間に勝ち越すと、5回裏にはDaniel Murphyのソロ。そして7回裏にWerthの二塁打、Bryce Harperの三塁打などで一挙に4点を加え、6点差。最後に反撃を許しましたが、問題なく快勝。

MVP: Gio Gonzalez

W4-0 Orioles (Season 74-53)
Scherzer(W14-7) 8.0IP 0ER 2H 10K
Harper 2/4 double 2RBI SB(18)
Werth 2/4 HR(17) 2R RBI
Turner 2/4 R SB(15)

4連敗中のナショナルズをMax Scherzerが救いました。3回までは6つの三振を含むパーフェクトとオリオールズの打者を圧倒。4回の先頭打者に初安打(二塁打)を打たれ、1死3塁のピンチを作りましたが、ここも2アウト目を三振で奪い、無失点。味方打線による援護は4回裏のJayson Werthのソロ本塁打による1点のみでしたが、今日のScherzerにはそれで十分。5回から7回の3イニングはまた9人で片付け、最終回となった8回にシングルを一本打たれましたが、まったく危なげのない8イニングを投げ、まだ95球と余力を残して降板。不安定なピッチングもあり、一時は「エース」の座をStephen Strasburgに明け渡したかと思われましたが、StrasburgがDL入りしていている状況の中での見事な連敗ストッパー。これぞエースの働きです。

打線はもたもたしましたが、1番から始まった8回裏、連打で作った無死1,2塁でDaniel Murphy、Bryce Harperに連続タイムリー二塁打が出て、3点を追加。これで試合は決まりました。

MVP: Max Scherzer 

L8-10 Orioles (Season 73-53)
Roark(L13-7) 5.0IP 4ER 7H 3BB 4K
Turner 4/5 R
Murphy 3/5 HR(24) R 5RBI
Harper 2/5 R
Rendon 2/5 2double 2RBI
Espinosa 2/4 HR(20) 2R RBI

ここしばらく守備を中心にどうも緊張感のない試合が多いナショナルズ。久し振りにホームに帰ってきたましたが、同じでした。

まず、先発のTanner Roarkが大乱調。1回表、先頭打者のAdam Jonesの大飛球はセンターのTrea Turnerが好捕して難を逃れましたが、以下、シングル、2ラン本塁打、ダブル、四球、死球、死球(押出)、犠飛で、4失点。2回にもサードAnthony Rendonの送球エラーも絡んでもう1点。

以降は立ち直って何とか5回まで投げ、打線がじわじわと追い上げて一時は3-5まで迫りましたが、8回表に登板したBlake Treinenがまたも大誤算。Matt Wietersの3ランなどで5失点。結果的にはこの5点が重すぎました。

7点を追う9回裏。このまま終わっても不思議はなかったのですが、1死満塁からDaniel Murphyが満塁弾を打って3点差。ク゚ローザーのZach Brittonを引きづりだすと、Bryce Harper、Anthony Rendonの連打で2点差。さらにWilson Ramosも出塁して1死1,2塁。ホームランが出れば奇跡の逆転サヨナラという場面で打席にはRyan Zimmerman。期待が高まりましたが、結果は初球を打っての4-6-3の併殺。最悪。5年前のZimだったら・・・。

4連敗。

L1-8@BAL (Season 73-52)
Lopez(L2-2) 2.2IP 4ER 7H 3BB 2K
Turner 4/4 double
Harper 2/4

ブレーブス相手に2戦続けて好投してきたReynaldo Lopezでしたが、オリオールズ打線には通用しませんでした。初回に2安打1四球で1失点、2回にもやはり2安打1四球で2失点。そして、3回には3連打で1点を失った後、2死満塁から打ちとったセカンドゴロをDaniel Murphyに後逸されてしまい2失点。都合6失点したところでノックアウトとなりました。速球は走っていましたが、全体に高く入っていた印象。残念でした。

打線は、10安打を放ちましたが、1点止まり。Trea Turnerが4打数4安打とヒットは出ましたが、2度も二盗を試みて刺されるなど、どうも非効率でした。

L3-4@BAL (Season 73-51)
Cole(L0-1) 7.0IP 4ER 5H 2BB 8K
Murphy 2/3 double BB RBI
Rendon 1/3 HR(16) BB R RBI
Espinosa 1/4 HR(19) R RBI

1回表にTrea Turnerが歩いて、盗塁に成功し、Daniel Murphyがタイムリーを打ってあっさりと1点を先制し、この援護を受けた先発のA.J. Coleが1回、2回で4つ三振を奪い許した走者は四球による1人だけと好投。Coleは、DL入りしたStephen Strasburgに代わって今日昇格し、これが今シーズンのメジャー初登板でしたが、素晴らしい立ち上がり。このまま抑えてくれるかとの期待感もありましたが、そう簡単ではなかったですね。

3回裏にJonathan Schoopにレフトポール際へ同点ソロを打たれると、(4回表にAnthony Rendonのソロで勝ち越してもらった直後の)4回裏には2本の二塁打で同点とされた後、Mark Trumboに豪快にレフトスタンドに運ばれで逆転を許しました。それでも、7イニングを投げきったことは登板過多気味のブルペンを助ける意味でも大きな貢献でしたし、投球内容も、93マイルのキレのある速球で空振りを奪えており、概して悪くなかったと思います。Stephen Strasburg、あるいはJoe RossがDL入りしている状況の中、もしかするとしばらくローテーションにとどまることになるかもしれません。

ただ、残念ながら今日は負け投手。4回以降のナショナルズの得点はDanny Espinosaのソロ本塁打による1点のみ。8回には無死2塁、そして2死2,3塁とチャンスを作りましたが、あと一歩届きませんでした。

L6-7x(10) @ATL (Season 73-50)
Gio 5.2IP 3ER(4R) 6H 3BB 8K
Kelley(L1-2) 0.2IP 1ER H
Harper 2/5 HR(22) R 3RBI SB(17)
Heisey 2/5 HR(8) R 2RBI

2回裏に1死満塁のピンチを作るなど、必ずしもぴりっとしなかった先発のGio Gonzalezですが、そのピンチをしのいだ直後の3回表、先頭打者として自らレフト前ヒットで出塁。これを皮切りに無死満塁のチャンスを作り、Daniel Murphyの内野ゴロの間にまず1点。そして、Bryce Harperがライトスタンド中段に届く豪快な3ラン。Harperは完全に復調しましたね。シーズン終盤に向けて心強い限りです。

これで4-0。今日も行けるかと思われましたが、その後、ナショナルズのエラーが連発してしまいました。まずは、3回裏にGioがつかまり、3失点。Danny Espinosaの本塁送球がそれるエラーがなければ1点は少なくて済んだはずでした。6回表にChris Heiseyの2ランで3点差としましたが、その裏にセカンドDaniel Murphyの一塁への悪送球の間にもう1失点。

それでも、6回裏2死でGioが降板した時点では6-4とリードしていました。6回、そして7回を無失点で終えたYusmeiro Petitでしたが、8回裏、Matt Kempにソロ本塁打を打たれて1点差。さらに、シングルの後の送りバントをPetitが一塁に大暴投。次打者を敬遠し、無死満塁としてしまいました。ここで雨による中段を挟んだ後、出てきたBlake Treinenが6-4-3の併殺で1失点で切り抜けましたが、これで同点。この後、延長10回裏、Shawn KelleyがJace Petersonにサヨナラ本塁打を打たれて敗戦。

上記を含め計5つのエラーを犯しては勝てるはずもありません。むしろよく延長戦まで行ったというべき。ブレーブスとの4連戦は3勝1敗で勝ち越しましたが、なんとも後味の悪い終わり方です。気合を入れなおして、次に向かいましょう。

W11-9@ATL (Season 73-49)
Scherzer(W13-7) 6.1IP 4ER 6H 3BB 6K
Melancon(SV6) 0.1IP 0ER 1H
Turner 1/5 HR(4) R 3RBI
Murphy 3/4 HR(23) BB R RBI
Harper 2/4 BB R RBI SB(16)
Rendon 4/5 double 3R RBI
Zimmerman 3/4 HR(13) SF 2R 2RBI

先発のMax Scherzerは序盤、まったくピリッとシませんでした。1回裏こそ何とか無失点で切り抜けましたが、2つの四球を出しながら。案の上、2回裏につかまり、4本の長短打を集められて3失点。前回もコロラドで打ち込まれており、不安が募る内容でした。

しかし、今日はこれを打線が十二分にフォロー。まず2回に今日から復帰で7番に入ったRyan Zimmermanがライナーでレフトスタンドに突き刺さるソロ本塁打。さらに2点ビハインドの4回表にナショナルズ打線が猛攻で、あっさりと逆転シてくれました。この4回表は打者一巡を遥かに超える打者12人を送り込み、8得点。これは球団記録だそうです。8連打を含む9本のヒット。うち2本塁打。特にTrea Turnerの3ランが試合を決めたと言ってもいいでしょう(5-3を8-3にした)。また、ライトフライと、4-6-3の併殺を打ったことで、1イニングの3つのアウトを全てWilson Ramosが記録しましたが、これもおそらく何かの記録ではないかと思われます(何か分かったら追記します)。

ともかく怒涛の4回表を終えた時点で、9-3と圧倒的なリード。これだけのリードをもらうと流石にScherzerも余裕のピッチング。6回まで追加点を許しませんでした。7回裏1死から二塁打を打たれて降板しましたが、立ち上がりからすればよく踏ん張って投げてくれたと思います。

終盤にブレーブスの反撃を許し、最後はMark Melanconの登場を要しましたが、それでもしっかり勝って3連勝。貯金はシーズン最多の24まで増えました。

MVP: Trea Turner

W7-6@ATL (Season 72-49)
Roark 6.1IP 3ER 4H 3BB 3K
Glover(BS1, W1-0) 0.2IP 0ER(1R) H BB
Melancon(SV5) 1.0IP 0ER 1H 2K
Turner 3/5 double 2R RBI
Revere 2/4 RBI
Harper 1/5 2RBI
Robinson 2/4 2BB 2R RBI

中盤までは完全にナショナルズの流れでした。1回表にTrea Turnerの二塁打、Ben Revereの犠打、そしてBryce Harperのニゴロで簡単に1点を先制。5回表には2死から、Revereのライト前タイムリー後、Harperの打球がレフトとショート間に落ちるという幸運もあり、2点を追加。さらに6回にはブレーブス内野陣の守備の乱れに乗じてさらに2点。

先発のTanner Roarkが、Freddie Freemanのホームランを奪い取ったBen Revereのこのプレーにも助けられ、三振・二盗失敗の併殺が2つもあったこともあり、5回までは最少の15人で片付けるナイスピッチング。6回も簡単に2死を取り、このまま完投・完封もあるかもしれないと期待しました。

しかし、ここからブレーブスが反撃。6回裏2死走者なしから、四球を与えると、続くEnder Inciarteにライトスタンドに運ばれて2失点。さらに、7回裏にも1死後にNick Markakisにライトにソロ本塁打を打たれ、Roarkはここで降板となりました。

8回表にまたもブレーブスのエラーで1点ももらい6-3とリードして8回裏へ。今日はShawn Kelleyが休養ということで起用されたMatt Belisleでしたが、今度はナショナルズの守備が足を引っ張りました。無死2塁からのショートゴロをDanny Espinosaが弾いてしまい、無死1,3塁となり、内野安打の間にまず1失点。Belisleに代わったKoda Cloverが、最初の打者Jeff Franceurを完全な併殺コースの三ゴロに打ち取りましたが、これをサードAnthony Rendonが二塁に悪送球してオールセーフ。続くFreemanに左中間への同点タイムリーを打たれてしまいました。

ただ、この後の1死2塁の場面を切り抜けたことで、試合の流れは五分五分という感じで9回に向かいました。そういう意味ではCloverはよく踏ん張りました。結果的に今日の勝ち投手はCloverとなりましたが、(Roarkを除けば)順当かと思います。なお、これがメジャー初白星です。おめでとう。

で、9回表、2死1,2塁からClint Robinsonがレフト前に決勝タイムリー。仮に逆転負けを喫していたらかなり感じが悪く、後を引きそうな展開でしたが、それをRobinsonが救ってくれました。今日はDaniel Murphyが休養日ということで先発起用され、4度出塁。シーズン打率は.235と決して高くはありませんが、代打でも控え一塁手としても実に良い貢献をしてくれています。

9回裏?Mark Melanconがあっさりとクローザー業務を遂行し、勝ちました。この安定感は本当にありがたいです。

MVP: Clint Robinson

W8-2@ATL (Season 71-49)
Lopez(W2-1) 7.0IP 1ER(2R) 4H 2BB 11K
Werth 2/4 double R RBI
Turner 1/4 SF R RBI SB(13)
Harper 1/3 2BB 2R

前回登板でメジャー初勝利をあげたReynaldo Lopez。同じブレーブスを相手に、今回は敵地で登板し、2勝目を記録しました。立ち上がりから速球のキレが鋭く、ブレーブスの打者を圧倒。3回までの9つのアウトのうち実に8つが三振によるもの。もちろん、その間は無失点。さすがに奪三振ペースは落ち、4回裏と6回裏に、それぞれ犠飛と内野ゴロの間に1点を失いましたが、それだけ。最後のイニングとなった7回裏にこの日初めて2人の走者を背負いましたが、きっちり抑え、終始リードを守り切りました。ボールの勢いがあるので、見ていて楽しい、ファンタスティックなピッチャーです。とりあえず8月中のローテ-ションはこのまま任されることになりそうです。

一方の打線は、まず初回、ブレーブスのレフトMatt Kempのフライ落球の間に2点を先制。1点差に迫られた直後の5回表にはJayson Werthのタイムリー二塁打で1点追加。そして、Lopezが7回を投げきった直後の8回表にブレーブス投手陣の乱調につけ込んで5点を追加し、Lopezの白星をがっちりと援護しました。最終的には、ブレーブス(7安打)を下回る6安打で8点というなかなか効率的な攻撃。明日以降もよろしく。

それにしても、今日はLopezの日でした。犠打も2つ決めたし。

MVP: Reynaldo Lopez 

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